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1596-1615 慶長年間
現在のところ、最も古い大津絵仏画が存在し得たとされる年代
1612 切支丹禁止令 1618 大阪四天王寺庚申堂再建
庚申信仰の流行(関西から始まり、後関東へ広まる)
1624-1643 寛永年間
比較的確実性の高い、大津絵最初期とされる年代1638 お伊勢参り(お蔭参り)の始まり 1650 最初のお蔭参りの流行(おかげ年) 1661 「先床には大津あはた口の扁にて売天神の御影をひっはり」 仮名草子『似我蜂物語』
文献で言及される最古の大津絵
1688-1704 元禄年間
1689 「追分の絵師もしらじなけさの春」 和風
俳句に登場する最古の大津絵1691 「大津絵の筆のはじめは何佛」 松尾芭蕉
「大津絵」という単語が登場する最古のもの1704-1711 寶永(宝永)年間
大津絵世俗画の流行
1705 『傾城反魂香』 近松門左衛門
お蔭参りの大流行(おかげ年)1730 石田梅岩による講座始まる、心学の確立 1760-
1800頃伊藤若冲(1716-1800)、「藤娘」 「座頭」など
多くの大津絵作品を描く1765 手島堵庵が心学講舎設立(五楽舎) 1770-
1790頃円山応挙(1733-1795)、「大津絵美人図」などを描く 1771 お蔭参り(おかげ年) 1778 歌舞伎舞踊『大津絵姿花(すがたのはな)』 市村座 1784 『やしなひ草』刊行
一枚版、道歌添え大津絵の流行
1779 「大津絵に糞糞落し行燕かな」 与謝蕪村 1804 文化年間
大津絵仏画の衰退、大津絵十種への収斂
1814 「大津絵の鬼も見じとや暖鳥」 小林一茶 1826 長唄『藤娘(哥へすヾ余波大津絵)』初演 1830 お蔭参り(おかげ年)、約430万人が参加したと言われる 1848-1853 嘉永年間
大津絵節の流行1867 ええじゃないか(お蔭参りの影響を受けて起こる) 1868 明治初年
大津絵の店開業
初代松山による崩し描き大津絵十種の創出1871 歌舞伎『大津絵道成寺』(名大津画劇交張 なにおおつえりょうざのまぜはり)初演 1880 逢坂山トンネル開通、国鉄東海道線 大津〜神戸開業 1890-
1920頃富岡鉄斎(1837-1924)、多数の大津絵作品を発表
1900頃 浅井忠(1856-1907)、大津絵図案を発表 1912 京阪電鉄 古川町(東山三条)〜札ノ辻開業 1920 『大津絵図帖』 楠瀬日年 刊行 1924 竹内栖鳳、『酔興』(鼠と猫) 『馬に乗る狐』(狐と馬)を発表 1929 『初期大津絵』 柳宗悦 刊行 1937 歌舞伎舞踊『藤娘』初演 1960 『大津絵図録』 柳宗悦監修 1981 『大津絵幻想』 日本音楽集団 (長沢勝俊作曲) 2005 「特別展 大津絵」 日本民藝館 2006 「大津絵の世界」 大津市歴史博物館