H06 『青面金剛』

和紙

 江戸時代、大流行した庚申信仰の神様です。
 全身が青く、額に三つの眼を持つのが特徴で、“ショウメン”金剛と読みます。

 道教の教えに基づく信仰で、人中の「三尸(さんし)の虫」が寝ている間に天帝に自分の悪業を報告しに行かないようにと、庚申の日に寝ずに過ごす習慣がありました。
 庚”申”のと、朝を告げるを添えることの多い図ですが、流行に合わせ非常に多くの絵が描かれたため、バリエーションも多種多様に渡っています。




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