G002 『鬼の寒念佛』 俳画風
無地色紙
『鬼の寒念佛』の図を俳画風に崩して描いたもので、上図は初代松山から受け継いだ描き方で四代目が筆をとったものです。
添えてある句は芭蕉の「大津絵の筆のはじめは何佛」とあり、最も有名な大津絵と、同じく最も著名な大津絵を詠んだ句を組み合わせています。
句自体は鬼と直接の関係は無く、大津絵師の年始に思いを馳せながら、自身の年始の句とした芭蕉の遊びです。
ただ、大津絵自体が仏画から始まってることを思うと、もう少し深読みしたくなるかもしれません。
関連画像
『鬼の寒念仏』 A
『鬼の寒念佛』 B
『
酔鬼
』
『大津絵十人衆(俳画風)』
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