F08 『狐女』

無地色紙

 江戸後期に生まれた絵ですが、戯絵のような諷刺画のような、それこそ狐につままれたような絵です。
 三味を弾く美人の足元には尻尾が見え、心を奪われないよう気を付けるべし、といったところでしょうか。

「化されぬ時はあちに尾が見ゆる 化されりゃまたこちに尾が見ゆる」




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