F09 『猿猴捉月』 B
唐紙
猿猴(エンコウ)とは猿、捉月(ソクゲツ)とは月を捉えるという意味です。
猿が水面に映った月を獲ろうとするこの図は、中国故事に由来するもので、大津絵以外にも著名な作家の作品が多数残されています。
できるはずのないことに挑戦する、その無知を戒めたものですが、見る人によっては、理想を追いかける人間の儚さのようなものを感じられるかもしれません。
大津絵の猿猴捉月図では、御馴染みの猿が登場することもあり、少しひょうきんな印象を受けます。
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